富山の薬売り![]() 今日もご訪問ありがとうございます。 「配置家庭薬」の交換に来た。 いつから置いて有るか忘れたが ず~~っと以前から置いてある。 3か月に1度交換に来る。 一般的に「置き薬」(おきぐすり)と呼ばれて居て、 先用後利 使用した分の代金を後で精算し、集金する仕組み。 この配置家庭薬業の歴史は古いらしい。 富山で薬種商が始まったのは16世紀中頃で 「置き薬」が始まったのは、17世紀と言われているので 江戸時代の事です。 日本独自の医薬品販売の形態だそうです。 富山十万石の二代目藩主・前田正甫の 「用を先に利を後にせよ」という精神から 生まれた「置き薬の先用後利」販売システムは、 当時として画期的な商法だったそうです。 今は、全国各地に営業所があり そこから 車で来るので 楽ですが 昔は、富山から歩いて全国を回ったのですね。 時間もかかり、大変な事だったでしょう。 道中には山賊や盗賊の危険もあって、 宿泊費もかかるので野宿もしていたと思われます。 たどり着いても必ず薬を買ってくれるという保証も無くて 次回の集金ですから 回収も困難だった事でしょう。 子供の頃に 竹のカゴに薬を入れて おじさんが来て おまけ(おみやげ)に 紙風船を貰ったような記憶が有ります。 ![]() 今でも 風船をくれますが・・ 孫たちの遊び道具になっています。 昔は、「庶民哲学」の様な事が書かれている紙も 配っていたとか・・ 「高いつもりで低いのが教養 低いつもりで高いのが気位 深いつもりで浅いのが知識 浅いつもりで深いのが欲の皮 厚いつもりで薄いのが人情 薄いつもりで厚いのが面の皮 強いつもりで弱い根性 弱いつもりで強い自我 多いつもりで少ない分別 少ないつもりで多い無駄」 この配置薬は、ほとんど使う事が有りません。 小さな切り傷に 絆創膏を使うくらいで それも 1箱出して 全部使い切る事は無いので 何年も残っていて、接着面が 乾いてしまって剥がれるのです(^^ゞ 配置薬に限らず、最近は、市販薬が売れないそうです。 医療費抑制のためにある市販薬ですが 病院へ行って処方してもらうと 自己負担が原則3割 残りは、税金や保険料で賄われている。 これが 医療費膨張の一因になっていると(>_<) 湿布薬や鼻炎薬など、副作用の無い薬は 市販薬を使わないと 深刻な病状の患者さんに手厚い医療費が使えなくなるので そろそろ、財政の配分の 見直しをする時期が来ているのだそうです。 副作用の無い薬を処方してもらうと高くなるのか 市販薬が安くなるのか その辺の事は、分かりませんが・・(>_<) ![]() 過去の記事は こちらから読めます ![]() ![]() スポンサーサイト
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